「不幸」という理想の現実

人生は思い込みで作られる、

と言われています。

 

もし、あなたが、

自己啓発本を読んだ事があるならば、

「思考は現実化する」

という言葉を聞いた事があるかも知れません。

 

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あなたは、今、

働き盛りの30代でしょうか?

 

それとも、

管理職についた

40代でしょうか?

 

それとも、

子育てが終わる頃の

50代でしょうか?

 

 

これを読んでいるあなたは、

サラリーマンでしょうか?

 

それとも、

子育てと仕事を両立する

育児ママでしょうか?

 

 

いずれにしても、

あなたは今、

理想の人生を送っていますか?

 

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世の中では、

人生は思った通りになる、

思考は現実化する、

と言われています。

 

これは受け入れ難い事ですが、

多くの自己啓発本

成功者の著書に書かれている事です。

 

もし、あなたがそんな訳あるかっ!

と嫌な気持ちになるのであれば、

この記事がお役に立つ、かも知れません。

 

 

あなたは、「思考は現実化する」という

この言葉の意味を本当に理解して

実際に使ってみたいと思いませんか?

 

 

思考は現実化する、とは?

 

では、そもそも

「思考」とは何なのでしょう?

 

そもそも、あなたの定義する「思考」は

成功者、自己啓発本の著者達と

同じ定義なのでしょうか。

 

 

言葉に意味はない

 

まず、前提として、

言葉には意味がありません。

 

 

言葉一つを使うにしても、

その言葉の背景が一致しない限り、

会話の相手との共通認識は持てません。

 

例えば、「リンゴ」という単語でさえ、

青森育ちの人は、無農薬のとても新鮮なリンゴ、

別の人は、スーパーに並ぶピカピカのリンゴ、

を思い浮かべるでしょう。

 

「新鮮」という言葉も、

採れたて三日以内、と定義している人もいれば、

採れたて10分以内、と定義している人もいます。

 

仕事をしていても同じことが言えます。

 

「すぐに」という言葉も

今日中が「すぐ」と定義している人もいれば

10分以内が「すぐ」と定義している人もいます。

 

要は「言葉に意味はなく」

自分の考えている事や、過去の経験をもとに、

「言葉に意味を持たせている」という事です。

 

目の前の人と、言葉一つをとって

全く同じ共通の認識をもつ事は

なかなか難しいです。

 

ここでは話を省きますが、

それを可能にするのが「数字」です。

 

話の食い違いが起こるのも、

言葉の定義の違いが原因です。

 

自分の想像している言葉の背景と

相手の想像している言葉の背景が

食い違うとき、話は食い違います。

 

言葉の定義を合わせる

根本として、

人から学ぶ時に必要なことは

「言葉の定義を合わせる」事です。

 

例えば、中学生の頃、

歴史の勉強をしている時に

急に「泣くよウグイス平安京」と

先生が言ったとします。

 

先生はこれが覚えやすいから

何も考えず使っている、

けれども学生は意味が分からず、

その言葉は無かったかのように流されます。

 

覚え方として価値のある語呂合わせが

意味を知らなければ、ゴミ同然。

 

豚に真珠、と同じですね。

 

価値を知らなければ、

価値を感じることはできません。

 

ダイヤの価値を知らない人は

ダイヤが欲しいと思いません。

 

 

言葉の意味、定義が通じなければ

言葉以上の学びを得る事はできません。

 

故に、前提として、言葉、名詞の定義を

共通認識としてもつことは大きな意味があります。

 

 

では、話に戻って

 

あなたにとって「思考は現実化する」の

「思考」とは何でしょうか?

 

 

 

ここで、少し私の話になりますが、

私は、1年半前に

マレーシアのメンターと出会い、

感情と向き合う事を学びました。

 

そこから、自分の感情に出会い、

不安や恐れ、喜び、感動を

深く味わうことができるようになりました。

 

それまでは、

自分に感情があるのか?とさえ

不安になるぐらい、

感情が分かりませんでした。

 

今でこそ、自分の「思い込み」に

気づけるまでになりましたが、

過去の私は思考も感情も、

ごちゃ混ぜ状態になっていたのです。

 

 

当時の私は

思考=頭で考える事

と定義していました。

 

その為、嫌なことがあっても

無理矢理ポジティブ思考になったり、

人を励ます時も、

無理矢理ポジティブな言葉を伝えていました。

 

全て、「感情」を無視していました。

 

 

今では、

「思考=思い込み」

と定義しています。

 

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人生は、思い込みで創られている。

私たちは、人それぞれ、

何かしら「思い込み」があります。

 

それは自分の、

意識・無意識に関わらず、です。

 

私は、人に愛されていない

私は、お金持ちになれない

私は、結婚できない

私は、幸せにはなれない

 

言い換えると、

「私は〇〇である」という

思い込み、信じ込み、です。

 

 

過去の私は、

「自分は愛されていない」

と信じていました。

 

結婚をして、愛する家族がいるのに、

心の底では「愛されていない」

と思い込んでいました。

 

だから、恥ずかしい話ですが、

不倫に走った事もありました。

 

本当に愛してくれる人は他にいる!

そう思い込み、自分を愛してくれる人を求め、

別の人を求めていました。

 

それでも、不倫相手が好きになってくれても

相手の一つ一つの言動が嘘のように感じ、

どうせ僕は愛されていないんだ!

と拗ねる事が何度もありました。

 

全てが、「自分は愛されていない」という

思い込みから始まっていることに気づかず・・・。

 

 

半年以上、そんな事をして、

心身ともに疲れきった時、

私は、ふと気がつきました。

 

あ、僕は僕自身に愛して欲しかったんだ、と。

 

僕は、家族や不倫相手を通じて、

自らを愛する事に気づきたかったんだ、

私は愛されている、と気づきたかったんだ、

と初めて気づきました。

 

その瞬間、世界が変わりました。

 

大げさかもしれませんが、

私は愛されていない、という世界から

私は愛されている、という世界に「移った」のです。

 

それからは家族からの言葉一つとっても、

自分自身に投げかける言葉一つとっても、

全てが変わりました。

 

家族からの愛を感じられるようになり、

自分のことがとても愛おしくなり、

自分に「大好きだよ」と伝えるだけで

癒され、心がほっこりするようになりました。

 

以前の私は大好きと自分に伝えても

何も感じない、もしくはズキッとしました。

 

それは、心の奥底では、

自分のことを愛せていないのに

無理矢理、言葉にしていたからです。

 

今では、言葉に意味はない中で、

言葉一つ一つに「愛を感じる意味」を

持たせられるようになったのです。

 

 

私は一重ですが、

「キリッとした目でかっこいいね」

と言われても、何も感じません。

 

それは、自分の思い込みに

当てはまらないからです。

 

逆に「腫れぼったい一重だね」と

言われると、だよねー!なんて

少し悲しくなりながら笑って返せます。

 

これは自分でも分かっているし、

そうだと、信じ込んでいるからです。

 

 

要は、自分の思い込みに当てはまらない事は

自分事と思えないため、何も感じません。

 

逆に自分の思い込みと当てはまると

その一つ一つに感情が沸き起こります。

 

思い込みは人それぞれであり、

はたから見て分かるものではありません。

 

美人に美人だね、と言っても

ムスッとされる事があります。

 

「美人だね」という言葉に

持たせている「意味」が

その人と全く違うものだからです。

 

 

 

ここまでの話をまとめると、

 

言葉に意味はなく、

人は思い込みで生きていて、

思い込みによって感じ方は全く違う、

という事です。

 

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あなたの思い込みとは?

あなたが、日々生活している中で沸き起こる感情は、

どんな思い込みがあるからでしょうか?

 

 

例えば、上司に怒られて凹んだ時。

 

あなたは、怒られて悲しいのかも知れません。

でも、何故悲しいのでしょうか?

 

それは、相手の期待を裏切ったからでしょうか?

 

それとも、怒られても反論せず、

自らを押し殺し、自分の感情や言葉を、

相手にうまく伝えられなかったからでしょうか?

 

 

相手の期待を裏切った事が悲しいのであれば、

あなたは人の期待には答えるべき、という

思い込みがあるのかも知れません。

 

自らを押し殺して悲しい人は、

本当は自分を表現したい、

自分の本当の感情に気づきたい、

という「目的」があるのかも知れません。

 

目的論についてはここで省きますが、

人はいずれにしても、

何かしらの思い込みによって

生きたいように生きているという事になります。

 

では、今のあなたの人生は、

どのような「思い込み」によって

創られているのでしょうか?

 

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感情はセンサーである

日々を生きていく中で

沸き起こる感情。

 

実は、その感情こそが、

あなたの思い込みを知る

「センサー」になります。

 

美人に美人、と言って怒るのは、

その美人にとって「美人」という言葉は

マイナスに感じる言葉だからです。

 

それは、美人が原因で、

幼い頃にイジメにあったのかも知れませんし、

美人だからいいよねーと、どこか特別扱いという

疎外感を感じていたのかも、知れません。

 

いずれにしても、

美人=マイナス、

という思い込みがあったとします。

 

その思い込みがある為に、

美人と言われるたびに

怒ったり、不安になります。

 

でも、その思い込みを心の底から、

美人=とてもプラスである、に変えると・・・

 

想像がつきますよね。

 

 

人は思い込みによって

人生を生きています。

 

そして、その思い込みは、

自らの感情によって知る事ができます。

 

あなたが理想の思い込みを創り、

理想の人生を作りたいのであれば、

どんな思い込みを捨て、

どんな思い込みを持つといいでしょうか?

 

ぜひ、一度考えて見て、

日々の感情を大切に生きて下さいね♪