自分が決めるという事

朝早く起きる事に意味はあるのか?

 

昔はそんな事を思っていた。

 

高校生の頃、

親が早起きで、その音で

起きてしまう事が腹立たしかった。

 

もっと静かにしてくれたらいいのに!!!

 

そんな感情と共に、

早起きする意味が理解できなかった。

 

 

 

今、私は5時半おきをして

会社に出社している。

 

中にはもっと早い人もいる。

 

早起きし始めの頃はもちろん辛かったが、

だんだん慣れていくと、

沢山のいい事が引き寄せられていることに気づいた。

 

その中でも一番のメリットは、

人生を積極的に生きられるようになった事だ。

 

それまでの私は、

会社に行かなければならないから、起きる

会社で仕事をしなければならないから、帰れない

仕事が終わらないから、昼食も適当に済ませる。

 

要は、誰かに動かされている感覚、

すなわち、人生の主導権を握っていなかったのだ。

 

でも、朝型にすることで、それは大きく変わった。

 

仕事を計画的にする為に、早く起きる

今日中にやるべき事を終わらせて、帰る

帰るまでの時間は集中する為に、昼食は短時間。

 

 

どれもが、「自分で選ぶ状態」に変わった。

 自分でコントロールできている感覚になった。

 

すると、仕事も順調に回り始めた。

 

仕事を計画的にすることで、

上司と方向性の一致もしやすくなった。

 

何よりも、俯瞰的視野が広がった。

 

それまでは毎日の仕事に忙殺され、

日々、目の前の仕事に追われていた。

 

仕事自体を抽象度低く捉えていたのだ。

 

それが早起きすることで、

一日の仕事内容、1週間の仕事内容、

1ヶ月先の仕事内容、と

徐々に長期スパンで捉えられるようになった。

 

目の前の仕事に忙殺されていたのが、

1ヶ月先を見越した仕事をするようになった。

 

これは自分の中でとても大きなメリットだった。

 

上司からやらされていた仕事が、

自らやりたくなる仕事になったのだ。

 

仕事の楽しみを初めて知ったような気がした。

 

 

 

人生はちょっとした事で変わる。

それは外的な環境ではなく、内面がまず変わる。

 

内面が変わると、次は周りが気付き始める

周りが気付き始めると、環境が変わり始める

環境が変わり始めた時に、自分はふと気づく。

 

あれ、これ願ってた事だ。

 

そんな瞬間は、本当に些細なことから始まるのかもしれない。